2011年4月20日水曜日

ドラッガー,プロフェッショナルの条件 (Part 3)

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編)) P・F. ドラッカーのPart3 自らをマネジメントする だけを読んだ.

1章 私の人生を変えた七つの経験
 ・すごい人は大抵同じことは今は亡き師匠から教わってる
 ・80歳のオペラ作家ヴェルディの言葉「いつも失敗してきた.だから,もう一度挑戦する必要があった」
 ・彫刻家フェイディアスの言葉「神々が見ている」
 ・編集長の習慣:年に二回の大反省会.出来たことをほめる.失敗を痛烈に批判.
 ・投資銀行での教訓:新しい仕事で成果をあげるためには何をすべきかを自問する.
 ・イエズス会とカルヴァン派からの教訓:期待と結果を比べて,強みと弱みを知る.
 ・シュペンターの教訓:何で知られたいか自問する.それは刻々と変わるべき.人を変えることが究極.

2章 自らの強みを知る
 ・フィードバック分析で強みと弱みを知る
  - 1年後に期待することを記録し,成果と比較する
  - 明らかになった強みに集中し,更に伸ばす
  - 過小評価していた他分野を見直す
  - 非生産的な癖を排除する

 ・仕事の仕方に着目する
  - 得意な学び方で行動することが成果をあげる鍵(読む人間,聞く人間)
  - 大組織で成功し人が小組織で失敗する例が多い(逆も)
  - 今更人は変われないから自分の得意な仕事の仕方をみつける

 ・価値観を優先する
  - 働く者と組織の価値観があわなければ成果はあがらない
  - 強みと価値観が相反するときはやめればよい 

 ・強み,仕事の仕方,価値観を知り,機会をつかむ

3章 時間を管理する
 ・自分の時間をどのようにつかっているか
  - できる人は計画ではなく,時間からスタートする
  - 時間に変えられる資源はない

 ・時間をまとめる
  - 成果を出すためにはまとまった時間が必要

 ・時間の使い方を記録する
  - 自分の行動を全部メモすると予想以上にひどい
  - 最低年2回ほど,3,4週間記録をとる

 ・仕事を整理する
  - する必要のない仕事は捨てる
  - 他人が出来ることは何か
  - 他人の時間を浪費しているか聞いてみる

 ・汝の時間を知れ
  - 時間の記録と仕事の整理によりまとまった時間を作れ

4章 もっとも重要なことに集中せよ
 ・時間を無駄にするヒマはない
  - もっとも重要なことから始め,一度に一つのことしか集中しない
  - ノーといえるだけの不動の決意

 ・古くなったものを整理する
  - 生産性の無くなった過去のものを捨てる
  - 労働者の負担を軽くして生産性アップ

 ・劣後順序>優先順位

 ・必要なのは勇気だ
  - 過去 <未来
  - 問題 <機会
  - 横並び<自らの方向性
  - 無難 <変革

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結局大切なのは,次のことを知ること
・自分
・仕事の要求
・時間
・捨てる勇気

これが分かっている世の社会人はすごい.心から尊敬する.

また驚くべきことに,この内容のほとんどはCMUのRandy先生のTime Managementと大部分でかぶっている.
やはり偉大な人たちは考えることが一緒なんだな.どれも分かっていない自分の小ささを実感できたよ.

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