2011年4月27日水曜日

ドラッガー,プロフェッショナルの条件 (Part 4)

ドラッガー,プロフェッショナルの条件 (Part 3)の続き.

全体として企業向けの意思決定に関するお話.企業人の経営判断の基盤について語っているんだと思う.そしておいらは優柔不断.ここから何か学べたらいいなと思い読んでみる.
感じたことは,おいらとほぼ真反対志向に感心したってことと,人事の一つの基盤を感じたってこと.
グダグダ書く元気はないのでこれで終了.

もうカテゴリはただの「読書」にしよう.

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Part 4 意思決定のための基礎知識

1章 意思決定の秘訣
 ・正しい意思決定を導く5つのステップ
  - 問題は四種類ある
    基本的か例外的か・頻発か個別か
  - 問題解決の必要条件は何か
    決定の目的・最低限の目標・満足させる必要条件
    以上を明確にする
  - 何が正しいかを考える
    何が受け入れられやすいかは×
  - 決定を行動に移す
    誰が知るべきか・いかなる行動が必要か
    誰が行動すべきか・
    行動すべき人間が行動するためには,
    その行動はいかなるものであるべきか
  - フィードバックの仕組みを作る
    自ら出かけ確かめる

 ・評価測定のための基準を見出す
  - 選択肢から一つ選ぶため
  - 事実からではなく意見(仮説)からスタート
    何を知るべきか・事実はどうあるべきか
  - 昨日までの基準は間違っている
  - 基準を見出すためには自ら出かける

 ・満場一致に注意
  - 意見の不一致による議論で正しくなる
  - 不一致が必要な3つの理由
   組織の囚人になることを防ぐ
   選択肢を与える
   想像力を刺激する

 ・決定は本当に必要か
  - 何もしなくても何も起こらないなら手をつけない

 ・決定に勇気をもつ
  - 「もう一度調べよう」は注意
  - どうしても不安なら伸ばす
   10回のうち9回は杞憂.


2章 優れたコミュニケーションとは何か
 ・四つの原理
  - 受け手の言葉を使う
  - 期待しているものを知覚する
  - 受け手に何かを要求する
  - コミュニケーションと情報は別
 
 ・「上から下へ」<「下から上へ」
  - 聞くだけでなく理解する
 
 ・目標によるマネジメント
  - 上司と部下の近くの違いを明らかに
  - 経験から上司を理解する
  - コミュニケーションは組織のあり方の問題

3章 情報と組織
 ・情報型組織の台頭
  - 組織は平ら
  - 仕事は多く,厳しく,責任も重い
 
 ・柔軟性と多様性をあわせもつ組織
  - 責任に基礎をおく
    流れは下→上→下
  - オーケストラに似ている

4章 仕事としてのリーダーシップ
 ・カリスマ性はいらない
  - カリスマ性はリーダーを破滅させる(ヒトラー)
 
 ・リーダーシップの本質
  - リーダーシップを仕事と見る
    組織の使命,定義,確立(支配×)
    妥協を受け入れる前に考え抜く
  - 地位や特権ではなく責任と見る
    厳しい,人のせいにしない
    ダメな部下 < 野心家な部下
  - 信頼が得られる
    同意ではなく,真意の確信
    賢さではなく,一貫性

5章 人の強みを生かす
 ・強み重視の人事
  - 強みこそ機会.弱みは気にしすぎない.
  - 強みを探し仕事を適用させるのは必然

 ・組織の利点
  - 万能人はいない
  - 強みだけを意味のあるような組織を作る
  - 上司が責任を持つから必然

 ・上司の強みを生かす
  - 世渡りの常識(へつらい×)
  - 部下自身が成果をあげる鍵
  - 上司の得意でないことを心配しない

6章 イノベーションの原理と方法
 ・奇跡は再現できない
  - 目的意識,体系,分析が重要.たまに奇跡が起こる

 ・なすべきこと
  - 機会の分析
   ①予期せぬこと ②ギャップ ③ニーズ
   ④構造の変化 ⑤人口の変化 ⑥認識の変化
   ⑦新知識の獲得
  - 知覚的な認識
  - 焦点を絞る
  - 小さくスタートする
  - 最初からトップを狙う

 ・なすべきでないこと
  - 凝りすぎ×
  - 多角化×
  - 未来のためのイノベーション×
 
 ・成功するイノベーションの条件
  - 集中
  - 強みを基盤
  - 社会の変革

 ・イノベーターはリスクを冒さない
  - 背負うリスクを明らかにし,小さくする
  - 保守的.リスク志向でなく機会志向.

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