りさーちゃーのひよこ
技術のこととか
2014年12月13日土曜日
夢追い: 3.留学生期 -復帰-
##夢追い
0.はじめに -迷走-
1.幼少~思春期 -夢想-
2.大学生期 -怠惰-
3.留学生期 -復帰-
← イマココ
4.大学院生期① -慢心-
5.大学院生期② -転換-
6.社会人期① -回顧-
7.社会人期② -進学-
8.まとめ -自己実現とは-
ブログ自体が久しぶり。結婚式ラッシュとか旅行ラッシュとかが落ち着きました笑。書き始めた当初は世の中に怒りを覚えていたのですが、最近精神的に落ち着き、発想も豊かになり、意欲も戻りました。理由はそのうち書かれるのではないかと思います笑。
#修士1年-留学前 修士進学から留学までは、2009年04月~2009年08月のわずか4ヶ月であったが、まぁ感情の起伏が激しかったと思う笑。
まず、修士課程に進学し、憧れの大学院生になれたことに喜びを感じていた。同時に、8月から始まるアメリカ留学を前に不安と期待に揺れていた。その日が近づくに連れ不安が増幅されまくって、こんな思いをするくらいなら留学なんて申し込むんじゃなかったと後悔をしていたくらいである。困ったも性格である。
肝心の本業である研究のほうだが、こっちは完全にぶれぶれ。当時のメインテーマはFPGAを利用した高速画像処理アーキテクチャに関する研究だったが、一向に進まない。理由は、授業が毎日の大半を占めていたこと、その授業の1つ半年でチームでひとつのプロジェクトを遂行する類のものでかなりリソースを割かれていたこと、そして何より研究テーマに対する興味が薄れてモチベーションが上がらなかったことが挙げられる。
あまりにモチベーションが上がらない中、学部で仕上げた研究成果には先行研究があったことが判明し、もうハチャメチャになった。俺がやったことって何だったの?てか、ロボットを志して大学に入学したんじゃないのか、俺は!?
ということで、この状況に精神的に耐えられなくなり、満を持して指導教員に相談。「先生、ロボットが、したいです。」 割りとリアルにこんなことを伝えた。先生は感づいていたらしく、よく話を聞いてくれた。そこで先生が一言。「取り敢えずもうアメリカ行くんだから、色々見てきてから考えればいいよ。」 ということで、無事に(?)モチベーションが沸かなかった研究を完全に忘れ去って留学することを許可してもらう笑。 #修士1年-留学中 留学期間は2009年08月~2010年05月。当然かも知れないが、人生で最も刺激的で多くを学んだ密な期間であった。同時に、感情の起伏も大きかった。いつものことか笑。
主にコンピュータビジョンやプログラミング、ロボット工学等の授業を受講していたのだが、そりゃあもう実にきつかった笑。言葉通じないし、何言っているか分からないし、日本食無いし、それで授業もハードで、環境に追いついていくだけでもとんでもなく時間を食う。こんなにも上手くいかないものかと、それはもう強烈な挫折を味わった。そんなときは、「諦めたらそこで試合終了だよ」という先生の有り難いお言葉を思い出し、挽回すべく睡眠時間も休日も相当削って語学と工学を勉強しまくった。あまりにきつくて早く帰りたいと帰国までの日数を数え上げてしまう始末笑。でも同時に、非常に楽しかった。あんなに勉強が楽しいと思ったのは人生で初めてだった。
また、口下手で友達を作るのが下手なので人付き合いも苦労した。でも、決して多くはないものの良い人達との出会いに恵まれ、皆には死ぬほどお世話になった。この時の経験が、今の勉強意欲に結びついているのは確実だ。
アメリカの大学教育は非常に体系化されていて効果も高くなるよう配慮されていた。学生が皆一生懸命勉強をしている姿に感動したものだ。たくさんありすぎるがいくつか挙げると…
##教育の特長 - 講義について
- 1科目の授業が週に2回または3回で、1コマが45分または60分。このため集中して授業を聞けて、授業内容も忘れる前に先に進める。
- 膨大な宿題と試験をこなす必要があるが、全ての問題に対して点数と解答が公開され、理解が深まる。
- 評価基準が明確で、上記得点がどう成績に反映されているかがWebシステムで公開されるので評価に納得できる。
- 環境について
- 教員とTAによるオフィスアワーが充実しており、分からないことを積極的に質問できる環境がある。
- 図書館が24時間営業している。
そして、博士について言えば…
- 博士の待遇について
- アメリカの博士学生はほとんど全員がRAか奨学金で学費と生活費を賄える金銭補助を得る。
- アメリカでの博士号取得者の初任給は年収1000万程度とか。
日本の博士の置かれた状況とこんなにも違うものかと衝撃を受けた。もちろん、米国の博士審査は非常に厳しく、多くの学生は学位を取得できないまま退学する場合も少なくない。物価や社会保障制度や福利厚生の違いもあるので、年収と生活レベルをそのまま比較することも実は難しい。しかし、国の中で見た時に。博士の相対的な待遇は明らかに違うのだ。こんな現実を見せられて、挑戦してみたいと思わないだろうか。
幼少から博士になることを夢見ていたが、日本の博士課程におかれた状況から幻滅していた。その思いが今一度ぶり返したのだった。何が何でもロボット分野の博士になってみせると。モチベーションの復帰である。
#当時のブログ 具体的な内容は本ブログの以下の3テーマで記載。何か、やっぱり、感情の起伏が激しい笑。
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