2009年3月27日金曜日

日本の大学って①

お久しぶりです.春休みの報告は今度します.フロリダ行ってきちゃいましたよー.

さて,最近思うのは,日本の大学このままでいいのかよおい!ってことです.

今回はここでの教育で感じたことをつらつらと書きます.

確認ですが,僕はペンシルバニア州立大学,通称ペンステートに交換留学中です.
この大学は全米で総合50番くらいに入る大学です.理系になればさらに上がります.機械系とインダストリアル系はさらにさらに高いです.え?50番じゃん,と思うかもしれませんが,アメリカではこれはすごいことです.特に私立がトップの多くを占めるここでは,州立大学がここにいるのは大したもんです.そんな大学で,日本の国公立の学費で勉強させてもらって,まじで幸せもんです.グッジョブ東北大です.たぶんここは学費だけで1セメスターだけで200万円くらいかかってます.高いですね.

でも,教育はすばらしいものです.お金をかけているだけ設備がしっかりしています.上位の大学とかそういうことよりも,アメリカ全体の基本的な教育システムがしっかりしているからだと思います.
お金をかけているから当たり前だろといわれるかもしれませんが,じゃあ宿題を出したり,中間テストをしてくれたり,授業に関連したプログラミングプロジェクトをさせてくれたり,この辺に関しては学費云々ではありませんね.先生の面倒見がとてもいいのです.そうするのが当たり前なのです.オフィスアワーが充実しているので,安心して勉強ができるのです.(TAにお金がかかっているのは確かですが,先生だってオフィスアワーをしっかり持っています.)

僕は宿題をたくさんだしたり,テストしたり,出席を取る先生を,意地悪な先生とは思いません.僕らが勉強する上で理解するのをサポートしてくれているのです.やらなくても変わらないことを,手間と時間をかけて,僕らのために,宿題やテストを逐一作ってくれて,すべて採点してくれているのです.だからここでの教育は好きです.

ここではちゃんと開示されます.宿題も中間も,次の週には返されます.自分がどこで間違えたのか,何点とったのかが分かります.先生もきちんとそれらの解説を授業中にしてくれます.そして,それらの問題と解答はすべて授業管理用のwebpageにupされ,いつでもアクセスできるようになっています.そのサイトは学生ごとにアカウントがあるので,自分のすべての授業をそこで管理できます.

シラバスもしっかりしています.成績の評定方法が明確です.説明も丁寧です.日本のシラバスのような短くありません.

感心させられます.

続く.

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