りさーちゃーのひよこ
技術のこととか
2015年4月2日木曜日
夢追い: 5.大学院生期② -転換-
##夢追い
0.はじめに -迷走-
1.幼少~思春期 -夢想-
2.大学生期 -怠惰-
3.留学生期 -復帰-
4.大学院生期① -慢心-
5.大学院生期② -転換-
← イマココ
6.社会人期① -回顧-
7.社会人期② -進学-
8.まとめ -自己実現とは-
#方向転換 悟った。限界だった。これ以上自分には背負いきれない。もう、諦めようと…。見栄やプライドなんてものは捨てようと思った。指導教員に洗いざらい話そうと思ったが、どうやら海外出張。なぜこのタイミングで?
次に研究室の学生に就活したいと話した。周りから何ヶ月も遅れてだ。驚かれたが、すぐに就職指導教員に相談するよう促された。そして、その教員に全てを話し、諭される。私には覚悟が無かったのだと。覚悟があれば脇目もふらず、一心不乱に取り組めるだろうと。周りが就職することに引け目を感じるようでは、その程度の意志だったのだと。
言葉が出なかった。正に、言い得て妙である…。先生は続ける。まずは就職するのもいいだろう。やりがいのある仕事が出来るチャンスが有る。ただし、その場合は進学からは一切足を切れと。教員との面談を終え、30分程考えただろうか。進路を就職に切り替えると決めた。いや、決めたというよりは、もう腹では決まっていてあとは就職をしたらどうかという言葉を、他の識者から欲しかっただけなのかもしれない。
何にせよ、その後の迷いは無かった。一心不乱に就職活動をした。もう5月も半ばで相当焦ってはいたものの、当初の異常な精神状態は徐々に安定していった。その過程で今の会社を選ぶに至った。この手でロボットの知能化を実現したいという夢を実現出来るフィールドとしてふさわしいと考えたからだ。そして、内定が出た。紆余曲折はあったが、身を滅ぼすことを回避できて良かったと心から安心した。
そこからは、それこそまた一心不乱に研究に取り組んだ。それまで研究以外で足を突っ込んでいたこと全てから身を引き、研究に一本集中することにした。他に気にすることが無く、自分のやりたい研究に没頭できるということが、こんなにも豊かなことかと感動した記憶がある。
#修了 そして、修士論文を書き上げる。共同研究のデモの〆切が1月中旬という修論ダダかぶりのふざけたタイミングで打ち込まれたり、まぁ色々とレジェンド的なアクシデントが多々あったような気がする笑。
とにもかくにも、もはや数えきれないくらいの失敗ばかりしながら、色々な経験を重ね、無事に修了し、希望していた会社の内定にありつけたのだから、大変恵まれた立場にはあったと思う。もう、あんな死ぬような思いはしたくないが笑。
最後に幾つか学会論文を投稿し、ロシア(!)とウクライナ(!!)を周遊し、沖縄でバカンスを楽しみ、地元の温泉に浸かり、学生生活を締めた。多少無理はしたが、最後にやりたいことは全部やりきった。もう思い残すことはなかった。
#反省 これだけの失敗をしておきながら反省をまとめてなかったら、何のためにブログを書いているのか分からないというものだ笑。
- 調子に乗らない - たかが一年の留学で、何故かくも調子に乗っていたのか、今となっては全く理解不能。 - 留学という経験は確かに人生に影響を与えたが、それは人生の中の出来事の1つでしか無い。 - 人に頼る - 自分ごときの若造は、常日頃から周りの先輩に頼りながら自己成長をさせてようやく人並み。 - 悩んだら恥ずかしがらずに信頼できる人に相談すべし。恥なんてかいてなんぼ。 - 目的を明確にする - 何か面白そうという好奇心は大事。でも、目的を明確にし、計画を立てて行動しないと必ず破綻する。 - 更に、目的を達成するためのコストと効果を、自分の価値観としっかりぶつけてから実行に移すべき。 #そして就職 さぁ、自分は就職先でロボットの先端的な研究に取り組むのだと高いモチベを持って地元を離れた3月末。また私は衝撃を受ける笑。まだまだ、私ごときのぺーぺーには学びは足りないようだった。
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