りさーちゃーのひよこ
技術のこととか
2014年6月22日日曜日
自宅Linuxサーバを構築してみる(3.USB接続RAIDストレージの構築)
#はじめに お次はストレージを用意します。次のような仕様にしました。 - ハードウェアRAID1 - 容量は2TB - USB接続 順を追って説明をします。
#1.HDDケースをセットアップする RAID対応のHDDケースに、HDDを挿入し、ハードウェアRAIDの設定をします。
HDDケースです。真っ黒でかっこいいですね。
HDDです。2つとも2TBです。
HDDケースに2つのHDDを挿入します。底面にストッパがあるのでこれを解除して、ふたを外してから挿入します。
背面を見ると、HDD動作モードの切り替えが出来ます。説明書にしたがって点灯位置をRAID1に変更します。
いよいよPCとの接続です(ごちゃごちゃ…)。
#2.USBストレージをマウントする まず、この作業はroot権限で行うことが必須です。初心者の私のように通常ユーザ権限で入って、あれおかしいななんてならないようにしましょう。
基本的に以下のサイトを参考にしました。
→
アイル開発チームの技 ブログ-[Linux]外付けHDDのマウントの仕方
自分が作業をしながら気づいた点をメモしておきます。
##パーティション作成 ・USBで接続したストレージデバイスはsdbと表現されます。以下のサイトによりますと、「第 2 SCSI ディスク (アドレスによる) は /dev/sdb と名付けられ、以下も同様。」とあります。
→
Linux におけるデバイス名
よく分かりませんが、先に進むことにします。
・fdiskでdコマンドを入力しても「領域が定義されていません」と表示されます。新品で購入したHDDにそもそもパーティションが定義されてませんでした。
・よっていきなりnコマンドで領域を新規作成します。パーティション番号は1としました。これでパーティション
dev/sdb1
が生成されます。
・wコマンドでテーブルを実際にディスクに書き込みます。
##フォーマット ・パーティションを作ったので、このPCで使えるようにフォーマットします。
・mkfs.ext4 /dev/sdb1
*サイトではmkfs.ext3でしたが、私はmkfs.ext4で行いました。ext3と4の違いは次のサイトに記載されています。3より4の方が多くのファイル数やサブディレクトリ数に対応しているようです。
→
redhat カスタマーポータル-第6章 Ext4 ファイルシステム
これが結構時間かかります。RAID1の2TBなので当然です。何か別の作業をしながら待ちましょう。
フォーマット中はHDDケースのアクセスランプが激しく点滅します。
##マウント ・フォーマットしたHDDはマウントしないと使えません。
・マウントポイントは次の場所に作成しました。
mkdir /mnt/USB_RAID_2TB
・マウントは次のように行いました。
mount /dev/sdb1 /mnt/USB_RAID_2TB
##自動マウント ・常時つなぐストレージに対して、いちいち起動のたびに上記mountコマンドを打つのは面倒なので、常時マウントするように設定します。
・/etc/fstab に設定を追加します。以下のサイトの最後のほうを参照しました。
→
Scribble-コマンドライン(cui,fdisk)でHDD追加
・私の場合は以下のように追記しました。
/dev/sdb1 mnt/USB_RAID_2TB ext4 defaults 1 2
##自動マウント確認 ・色々な確認は紹介したサイトを参照すればよろしと思います(おい)。
・私はOSを再起動したときに自動マウントされているかをファイルの存在で確認したかったので、mnt/USB_RAID_2TB/testfile などという適当なファイルを作っておいて確認をしました。
#最後に それにしても、USBストレージ一つつなぐのにこんな面倒なことしないといけないとは…。Windowsがよろしくやってくれていることっていっぱいあるんですね。勉強になります。
次回は、絶対要件です。WindowsマシンからUSBストレージのファイルにアクセスできるようにします。
ここまでやったら一旦ペースダウンします。多分。
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿